ハーモニークラスとは

2011年、未曽有の出来事、東日本大震災が起きました。教室の生徒たちは何かできることをしたいと願い、東北復興支援チャリティーコンサートを始めました。

始まりは足立区の東淵江小学校の体育館でした。その後、4月に東京で、8月は東北に赴き直接地元の方々と交流しコンサートをしています。

 

このような活動をするクラスをハーモニークラスと呼んでいます。仲間と響き合い、「あげる幸せ」を体験することで、人間的に成長してゆきます。

 

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ハーモニークラスを見学した都内の大学生 金子さんのレポート

教育を志す大学生の金子さんが、アスパイアの理念に惹かれ、どのような授業をしているのか見たいということで見学に来られました。その際のレポートが素晴らしかったので、一部抜粋して掲載させていただきます。

 

 

◆見学での気づき

 アスパイアとは「大いなる志を抱く」という意。①親子で元気になる②音楽で心を育てる③「あげる幸せ」を具体的に生きる体験をする、という3つの理念がある。アスパイアは子どもに理解のある人が多い環境であり、誰が誰の親か、わからないほどに、親しみ合っていた。アスパイアの空間では、あげる幸せであふれているように思えた。やらなきゃいけないという使命感ではなく、自然と助け合う空気が流れていた。「音楽」というものを通して、人間の感性、精神を高める場、こころの繋がりの場というように感じられた。

 

◆私の願い

 アスパイアの空気感を、学級に持ち込めたら、道徳という教科がなくても十分、子どもたちは学ぶべきものを学べるのではないかと感じた。また、自分の中にある光も闇も外に吐き出させることも非常に大事なことだと思った。「自分は今、これに対して、こう感じている」と人に伝えられるということは、同時に自分を理解すること。私は自分がどんな環境・ポジションにいても、人の気持ちを聞いて、それを踏まえて目の前にある課題を、一緒に解決するために、寄り添える人になりたいと思った。見返りのない「あげる幸せ」でその場をいっぱいにできたなら、それが私の理想とする環境になると思う。まず、自分が行動できるように励みたい。