アスパイア2014年~2016年の活動

 

 『アスパイア』は、「親子で学べる音楽教室」として設立した。

 

子どもたち一人ひとりの可能性を引き出してゆくために、親子の絆が深まり、親も子も成長してゆける教室をと願って始めた。そのために親の面談も定期的に行い、子育て相談にも乗っている。

 

さまざまな楽器や歌により音感をつけると共に、作曲家の人生史のオリジナル映像などを通して、音楽が大好きになり、心の成長も育まれるレッスンをしている。

 

またチャリティー・コンサートによって、東北復興支援や地域の絆作りに尽力している。さらには参加している親子の絆も同時に育まれ、親子を越えた『アスパイア・ファミリー』として活動している。東北の方々も毎年の復興応援コンサートを楽しみにしてくださり、行くたびに、「お帰りなさい」と言っていただけるようになった。

 

さらに子供たちは、「もらう幸せ~できる幸せ~あげる幸せ」という心の成長を果たし、落ち着きや責任感のある行動を示すようになり、その変化は学校や他の塾、家庭でもみられ、先生たちや親御さんに喜んでいただいている。

 

それらを経て13年たった今、「親子で元気になる音楽塾」として新たにスタートしている。

 

 

◆3月 江東区東雲にて 南相馬から避難して来られた方々への応援コンサート

原発事故のため自宅に帰れず各地を転々としてきた方々が、隣は誰かも知らないまま暮らしておられ2年以上経っている。この方々を励ましたいとの願いでコンサートをグランチャ東雲にて開催。

 

 

◆4月 墨田区地域プラザビッグシップのホールにて東北復興応援チャリティコンサート

墨田区近隣の方々に来ていただきチャリティコンサートとして開催した。100名近くのお客様が来てくださり、集まった募金は、前年10月に実施した復興応援コンサートが縁で、大船渡の仮設住宅をまわり直接届けた。その際に仮設住宅の方々より、「東京に帰ったら被災地の現状を伝えてほしい」と言われ、11月の東北祭にて伝えることになる。

 

◆8月 岩手県大船渡市にて 仮設住宅の方々に向けて復興応援コンサート

昨年に引き続き、マイクロバスを借り陸前高田や大船渡の様子を肌で感じながら現地入りし、仮設住宅を一軒一軒廻った。コンサート後の交流の場では、「みんなの笑顔に癒された」「心の温かさに触れ温たかい気持ちになりました」「心が元気になりました」などと語っておられた。今年もいらしてくださった方々は子どもたちの成長をとても喜んでくださった。

 

 

◆10月 葛飾区堀切の地区センターにて 堀切二丁目西町会主催「わが町 楽唱会」

日本各地の災害の現状をうけて、高齢化の進んでいるこの地域では助け合えるようにしたいとの願いから依頼された。当日は100名以上の参加者を迎え、ヴァイオリン演奏や音楽家の人生を視聴。また参加者全員が仲良くなるような合唱や輪唱をし、たっぷり音楽を楽しんだ。最後には、全員で大きな輪になって大合唱で終えた。

 

 

◆11月 墨田区東駒形3丁目にて  第11回東北祭

東北の物産を現地の方が販売するなど東北を応援するイベント。東駒形3丁目の依頼により路上ライブを行った。被災地の今を写真とメッセージと歌によって伝えた。主催者の方々は、被災地の現況が良くわかり、自分たちも被災地に行こうと言われた。義援金を次回の大船渡のコンサートで、直接仮設の方に手渡して欲しいと託された。

 

 

◆12月 特定非営利活動法人「かがやき」のサンパール荒川でのクリスマス大イベント

 

18歳~70歳くらいまでの方々が通う当法人の施設、町屋と小台橋“あさがお”の一年の締めくくりとなるクリスマス大イベントでコンサートを行った。参加されたのは150名の障害のある方々とそのお世話をする職員さん50名の方々だった。ヴァイオリン演奏で始まり、ベートーヴェンのお話や合唱を聴いていただき、続いて一緒に合唱をした時には、参加者は手作りのマラカスを振りながら舞台前に来て音楽に合わせて踊ったり、歌ったり、素直に喜びを全身で表され、舞台と会場が一つになって楽しみ、大盛況の内に終わった。

 


アスパイア2015年の活動

 

 

◆2月 東京都葛飾区新小岩の都立養護学校「鹿本学園」より、フェスティバルに参加してほしいと要請された。音楽部門を担当。音楽室で2時間に2回のコンサート行った。

知的障害と身体的障害をもつ子どもたちとその親御さんと兄弟の方々100人ほどが観客として来られ、涙あり笑いありの場となった。

 

◆4月 東京都墨田区の地域プラザビッグシップのホールにて、東北復興応援チャリティコンサートを行った。昨年に引き続き、近隣の方々や葛飾区からもたくさんの方に来ていただいた。観客の皆さんは、赤ちゃんからお年寄りまで、重い病気を抱えた方や障害のある方も多く来てくださった。東北に想いを馳せながら、一緒に歌ったり、音楽家の人生を味わったり、あっという間の1時間だった。

 

 

◆8月 宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」にて、コンサート。

岩手県大船渡市仮設住宅内の「サポートセンター」にて、仮設住宅の方々に来ていただきコンサート。岩手県大船渡市の児童養護施設「大洋学園」にて、コンサートを行った。

  • 3日間で3回のコンサート
  • 気仙沼の地福寺の本堂で歌った
  • 震災時に130台の自動車を寄付
  • 千田自動車のショールームで歌った
  • 子どもたちがよく頑張った

アスパイア2016年の活動

 

◆2月 東京都葛飾区新小岩の都立養護学校「鹿本学園」より、フェスティバルに参加してほしいと要請された。音楽部門を担当。音楽室で2時間に2回のコンサート行った。

 

知的障害と身体的障害をもつ子どもたちとその親御さんと兄弟の方々100人ほどが観客として来られ、涙あり笑いありの場となった。

 

◆4月 東京都墨田区の地域プラザビッグシップのホールにて、東北復興応援チャリティコンサートを行った。昨年に引き続き、近隣の方々や葛飾区から来ていただき、満席となった。観客は、赤ちゃんからお年寄りまで、中には重い病気を抱えた方もおられ、その後病気が治ってしまったとお聞きした。東北に想いを馳せながら、客席と一体になって歌ったり、音楽家の人生を味わったり、あっという間の1時間だった。

この時にお預かりした義援金のすべては、5月、陸前高田市教育委員会にお届けした。

 

 

◆8月 「奇跡の一本松」を見た後、震災当時に想いを向けながら、岩手県陸前高田市「朝日のあたる家」にて東北復興応援コンサートを開催した。その場は被災した方々と音楽を通して交流する場となった。(岩手めんこいTVで放映)

 

 

翌日は昨年に続き、岩手県大船渡市の児童養護施設「大洋学園」にてコンサートを行った。最後に「さんぽ」を皆で大きな輪をつくって歌い、その後、学園の小さな子どもたちは、アスパイアのお父さんやお兄さんにかたぐるまされ、お互いに楽しい時間を過ごした。

 

 

◆2017年2月 鹿本学園で3回目のコンサート要請。2月25日実施予定。